最強より、最澄。
THE CLEAREST は、お寺復興活動の総称です。 私たちが大切にしているのは、ひとつのキーフレーズ。
最強より、最澄。
競争のいちばん上を取りに行く生き方ではなく、 自分の内側を澄ませていく生き方を。 天台宗の開祖・最澄の名のとおり、 澄む という所作を、現代の生活のなかに置き直したい。
お寺は、20年で半分に減ると言われている
葬式仏教と呼ばれ、檀家数は減り続け、 今後20年でお寺の数は半分になる とも言われています。
なぜそうなったのか。 私たちは、ひとつの仮説を持っています。
ボトムアップの仏教、トップダウンの仏教
本来の仏教は、ボトムアップ でした。
仏陀のもとに、悩みを持った人がやって来る。 その人に向けて、仏陀がそのつど言葉を選び、応える。 その記録が、のちに経典となりました。
説法は本来、1対1のものでした。 相手に応じて、言葉が変わるのが当たり前でした。 仏陀本人もそうだったように、衆生の立場に立って、 その人の悩みに応じて言葉を選んで返していた。
ところが現代の仏教は、いつのまにか トップダウン になっています。 「こういう教えがあります」と上から差し出す形になり、 現代を生きる人の現実の悩み から離れてしまった。 教えだけを聞きたい人は、もともと多くありません。
私たちは、お寺をもう一度、 ボトムアップの場 に戻したいと考えています。
日本最古のセルフケアの場、解決の場
お寺はかつて、悩みを抱えた人が訪れる、 日本最古のセルフケアの場 であり、 社会の現実問題を解決する場 でもありました。
- 不安を払いたいときに御守を求めた。
- 眠れない夜に、お経の音を頼った。
- 身体の不調に、薬草と精進料理で応えた。
- 身近な誰かを失ったとき、行く先を照らしてもらった。
これらはすべて、現代における ヨガ・瞑想・サウナ・推し活・音楽 と同じ場所にある営みです。
仏教は、生活を満たすものを下支えするOS
推し活、音楽、サウナ、アイスバス—— 現代の人を満たしてくれているものは、たくさんあります。 それらは、表層に咲く花のような存在です。
私たちは、その花を否定したくはありません。 ただ、その下にある 土 のところに、 感じ方・考え方をアップデートするための仏教 を、 生活を満たすもののOS として置き直したいのです。
教えを広めるのではなく、 人を癒し、社会を照らす。 これが、THE CLEAREST がお寺を現代に再起動するときの姿勢です。
最澄という名のなかにある自然のいとなみ
最澄の名は、自然界の上澄みのいとなみと呼応しています。
海から立ちのぼる蒸気は、空でいちばん上澄みになり、 やがて雨となって地に戻り、また海へ還ってゆく。 蒸発 = 上澄み = 最澄。
雑なものを煮詰めて、いちばん澄んだ部分だけを残す。 その所作を、現代の生活の中に小さく取り戻したい。
空海ではなく、最澄。
iPhoneを作った天才・スティーブジョブズに例えるなら、 仏教における空海は、まさにそのジョブズのような存在です。
一方で、最澄が遺したものは、もうすこし地味です。 キャリアでもメーカーでもない、携帯のような「イズム」を作った人。 鎌倉新仏教の開祖たちのほとんどが、最澄の比叡山で一度修行をしている。 基盤を作った人として、最澄は今もなお現代を支えています。
派手な「強さ」ではなく、地味な「澄み」を選ぶ。 これが、THE CLEAREST のスタンスです。
だから、最強より、最澄。
いちばん強くなろうとする生き方の代わりに、 いちばん澄み切った場所へ 向かう生き方を。
その小さな所作を支える道具として、 Tシャツがあり、御守があり、燻製ミストがあり、 ファスティングや座禅やシャクティマットがあります。
THE CLEAREST は、お寺の現代的な再起動の名前です。